【ネットショップ出店比較】どのサービスやモールで始めるべきか?

 

ネットショッピングへの出店を検討中という方にとって最初のハードルは「どのサービス、モール」で開始するのかという事です。

特に、事業規模が小さい企業ほど悩むことも多いのではないでしょうか?なぜなら、ネットショッピングへの出店において「費用」が、サービスやモールの選択に占める割合が多くなるためです。

しかし、単に予算や費用だけで選択してしまうと後々後悔する可能性があります。

まずは、ネットショッピングを始めるにあたって、どのようなサービスやモールがあり、どんな機能・特長があるかを知ることから始めてみましょう。

どのようなサービス、モールが人気があるのか?

2021年現在、人気があるネットショップの出店先を見ていきましょう。

  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • amazon
  • Wowma!(旧DeNAショッピング&auショッピングモール)
  • ポンパレモール
  • カラーミーショップ
  • Shopify
  • ショップサーブ
  • MakeShop
  • STORES.jp
  • BASE
  • EC-CUBE
  • WordPress etc…

上記に挙げた以外にもたくさんありますが、出店先として人気があるのはこのようなサービス、モールです。

ここで、「サービス、モール」という言葉が出てきましたが、ネットショッピングには様々な出店の方法があるということをご存知でしょうか?
主に、「モール型」、「ASP型」、「独自型(オープンソース型)」と分けることができます。

先ほどの出店先をこの3つの型に分類するとこのようになります。

モール型

  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • amazon
  • Wowma!(旧DeNAショッピング&auショッピングモール)
  • ポンパレモール

ASP型

  • カラーミーショップ
  • ショップサーブ
  • Shopify
  • MakeShop
  • STORES.jp
  • BASE

独自型

  • EC-CUBE
  • WordPress

それぞれの、特長を見ていきましょう。

モール型

まずは、「モール型」です。初めて出店する場合に最も選ぶ事が多いのがこのモール型で、楽天市場やamazonなど有名なモールへの出店となります。
「モール」ですから、たくさんのお店がひとつの場所に集まって販売をしています。イメージとしては百貨店や大型スーパーといった感じです。

有名百貨店のスペースを借りて、販売することができますので当然集客力は高いです。しかし、家賃や販売手数料などが必要になります。

ASP型(Application Service Provider)

次にASP型(レンタルカートサービスとも言います)ですが、これはネットショッピングに必要な物をあらかじめ用意してくれる便利なサービスです。

ネットショップを始めるには、サーバーやドメイン、サイト構築の知識など様々な準備が必要でハードルが非常に高くなってしまいます。

しかし、このASP型のサービスを利用することで、必要な機能はほとんど揃った状態で始めることができます。

利用する場合も、初期費用や月額費用も比較的安価に設定されていますので事業規模が小さい企業も出店しやすいという特徴があります。

但し、基本的に集客に関しては自社で行わなければなりません。

イメージとしては、「内装や設備が予め整った店舗は貸してあげるけど、集客は基本的に自分でやってね♪」という感じです。

独自型(オープンソース型)

最後に独自型です。これは、ネットショッピングのシステムを開発した企業が、誰でも使用できるように設計図を公開し、公開されたシステムを自社用にカスタマイズして構築する方法です。

イメージとしては、「店舗の設計図を公開するから自由に使っていいよ♪」といった感じです。

ほとんどのサービスが無料で利用できる反面、構築や機能カスタマイズ、メンテナンスや内装まで全部自社で行わなければなりません。

したがって、知識を持った人や外部に依頼する予算がある企業以外にはあまりおすすめしない方法です。

今回は、この独自型にはあまり触れておりませんが、興味のある方は様々なオープンソース型サービスがありますのでぜひ調べてみてください。

各サービスの特長

では、それぞれの特長を見ていきましょう。今回、比較するに当たり、その判断材料として以下の項目別に見ていきます。

比較する為の判断材料

  • 費用(予算)
  • カスタマイズ性
  • 集客力
  • 労力
  • 時間

モール型の比較

今回は、特に人気のある3つのモールに絞って説明します。

楽天市場(がんばれ!プラン) amazon(大口出品) Yahoo!ショッピング
初期費用 60,000円 無料 無料
月額費用 19,500円
※年間一括払い
5,390円(税込) 無料
販売手数料 売上高の3.5~6.5% 売上高の8%~15%
※決済手数料込
売上高の2.5%
※ポイント原資
その他の費用 決済手数料他 オプション利用料他 決済手数料他
カスタマイズ性 ○(html,cssを自由に構築できる。※一部ページは不可。) △(html,cssをカスタマイズできる。※一部ページは不可。) ×(一部ページのみ可)
集客力 ◎(モール内広告が豊富) ◎(本やDVD等に特に強い。) ○(ポイントキャンペーンやソフトバンクユーザー特典などが多い。)
労力 ×(設定項目が多く、htmlやcssの知識が必要。) ○(店舗毎の商品ページが無い為、出品作業のみ) ×(設定項目が多く、htmlやcssの知識が必要。)
開始までの時間 出店審査がある為約1ヶ月程度(※商品の種類によっては申請が必要。) 出店審査はあるが即日可(※商品の種類によっては出店不可。) 出店審査がある為約1ヶ月程度(※商品の種類によっては申請が必要。)

楽天市場への出店のメリットとデメリット

メリット

楽天市場のメリットはなんといっても集客力でしょう。

楽天会員数は、国内で一億人以上*です。

出品者には担当者が1人つき、様々なサポートを受けることができます。モール内での広告の種類も多く、開始直後から売り上げを伸ばすストアも多いです。

*出典:楽天株式会社「2020年度通期及び第3四半期決算説明会資料」

デメリット

一方で、やはりネックになるのは費用かと思います。
初期費用60,000円、月額費用19,500円(がんばれ!プランの場合)と非常に高額です。

月額費用は年間一括払いなので、開店するだけで30万近い費用が掛かってしまいます。

さらに、売上に対する販売手数料も掛かる為、1年以内に閉店するストアが非常に多いのも楽天市場の特徴です。

さらに、広告まで検討すると利益率をしっかり確保できなければすぐに閉店に追い込まれてしまいます。

amazonへの出店のメリットとデメリット

メリット

amazonは、世界で最も有名なショッピングモールです。お急ぎ便やamazonプライムといったサービスでユーザー満足度の高いサービスです。

出品も即日可で、初期費用も無料、月額費用も5,390円とはじめやすい価格となっています。特に、家電や本、DVD、おもちゃなどの出品が多いのが特徴です。

デメリット

amazonのデメリットは、「価格競争」が挙げられます。

amazonでは「価格」が出品者のランクに非常に大きく影響します。楽天やYahoo!ショッピングは店舗それぞれに、商品ページが設けられ、自由にカスタマイズできますが、amazonでは、店舗独自の商品詳細ページというのはありません。

1つの商品を複数の店舗が1つのページで販売しています。つまり、価格以外の部分で差別化が難しいのがデメリットです。

Yahoo!ショッピングへの出店のメリットとデメリット

メリット

Yahoo!ショッピングへの出店のメリットは、費用の安さです。

初期費用、月額費用、販売手数料無料と、大型モールの中では最も低価格で始めることができます。

ポイント原資2.5%は掛かりますが、売れなければ払う必要がありません。

さらに、ソフトバンク絡みのポイントキャンペーンも豊富なので、セールイベントなども仕掛けやすい環境です。

デメリット

費用の安さがメリットということは、それだけ出店のハードルが低くなりますので、当然出店数は多くなります。

つまり、競合が多くいるということです。

競合が多くいるということは「価格競争」が起こりやすくなります。

その結果、広告などを使う必要性も出てくるわけです。無料という言葉だけで出店すると成功しない可能性が高いのではと思います。

ASP型の比較

今回は、ASP型の中でも代表的な3つのサービスに絞りました。ショップサーブとMakeShop、STORES.jpとBASEはそれぞれ近いサービスですので割愛いたします。

カラーミーショップ(レギュラープラン) ショップサーブ(ベーシック) STORES.jp(プレミアムプラン)
初期費用 3,240円 16,500円 無料
月額費用 3,240円 18,150円 2,178円
販売手数料 無料 37円+税 /1売上
※注文処理手数料
無料
その他の費用 決済手数料他  決済手数料他 決済手数料他
カスタマイズ性 ○(html,cssを自由に構築できる。※一部ページは不可。) △(html,cssをカスタマイズできる。※一部ページは不可。) ×(一部ページのみ可)
集客力 △(広告サポートオプションあり。) △(広告・コンサルサポートオプションあり。) △(プロモーションオプションあり。)
労力 ○(テンプレートが豊富なので、専門知識がなくても運営可能。) △(専門知識がなくても運営は可能だが、テンプレートが豊富ではない。) ◎(設定項目が少なく、テンプレートもおしゃれなので、専門知識は必要なし。)
開始までの時間 出店審査が無い為即日可(※商品の種類によっては申請が必要。) 出店審査が無い為即日可(※商品の種類によっては出店不可。) 出店審査が無い為即日可。

カラーミーショップ(レギュラープラン)への出店のメリットとデメリット

メリット

GMOぺパボ株式会社が提供するカラーミーショップは、低価格でありながら機能が豊富で、テンプレートも無料・有料とおしゃれなサイトが簡単に作れることです。

また、サポートも充実しており、細かい問い合わせにも迅速に対応してもらえます。

また、デザインのカスタマイズ性も高く、htmlやcssの知識があればかなり柔軟なカスタマイズが可能です。

デメリット

集客力や、独自機能の追加等のASP型全体のデメリットを除くと、デメリットは少ない印象ですが、モールとの多店舗経営やドロップシッピング型のネットショップを検討している方は、CSVを使って在庫管理をする場合もあるかと思いますが、在庫管理をCSVで行えないのはかなり不便だと感じます。

常に機能改善されているカラーミーショップですので、今後要望が増えれば導入される可能性もあるので、期待したいですね。

ショップサーブ(ベーシック)

メリット

ショップサーブのメリットはとにかく機能が豊富なことではないでしょうか。

特に、近年多くのネットショップが導入しているECメディア化がオプションで設定できること(WordPress:月額1,100円)です。

従来の広告重視の集客から自社でコンテンツを発信することで集客を行うことを目的としており、やはり今から始める方は重要視するべき項目です。

その他多数のオプションがある為、扱う商材によっては非常に便利な機能が豊富です。

デメリット

デメリットは、デザイン面と管理画面ではないでしょうか。

テンプレートのバリエーションが少なく、初心者にとってはカスタマイズも容易ではない為、htmlやcssの知識が無い場合、あまりおすすめはできないです。

また、管理画面もカラーミーショップなどと比べると扱いづらい印象です。もちろん慣れれば問題ないのですが、開店までの期間をできるだけスピーディーに行いたいという方には不向きかもしれません。

STORES.jp(プレミアムプラン)

メリット

STORES.jpは、完全無料(※決済手数料は別途)でネットショップが作れるサービスとして近年注目を浴びてきたサービスです。

何といっても費用の安さ、そして手軽さがメリットです。

さらに、プロモーション機能があり、STORES.jpが提携している他モール経由での販売が可能となっています。

とにかくすぐに出店したいという方、まずはネットショップ運営を体験してみたい方にはおすすめです。

デメリット

無料プランのフリープランでは、決済手数料が5%と割高になります。

ですから本格的にネットショップを始めたいという方は、プレミアムプランを選択することになります。

また、機能面ではカラーミーショップやショップサーブに比べると少ないです。

扱う商材にもよりますが、大規模ショップを目指す方には不向きです。

結局どのサービスがオススメなのか?

今回は、出店形式と各サービスの特長から以下の様に結論を出してみました。

小規模スタートで初期費用より広告に予算を使いたいという方

→Yahoo!ショッピング

多少時間が掛かっても、広告だけに頼らず自社運営していきたいという方

→カラーミーショップ

まとめ

この記事では、Yahoo!ショッピングとカラーミーショップをおすすめとさせていただきました。

特に、初めてネットショップを運営する方にとって、費用を抑えたいというのは共通の課題だと思います。そもそも、予算が豊富にあるのなら「楽天」一択なのでしょうが、今回はこのように結論付けました。

また、当然商材や事業規模、予算、人的リソースによって最適なサービスは変わってくるとは思いますが少しでも参考になればと思います。