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【アフィリエイトで稼ぐ人の共通点】ランチェスター戦略から学ぶ3つの具体的戦略とは?

【知っている人は稼いでいる】ランチェスター戦略から学ぶ3つのアフィリエイト戦略とは?

アフィリエイトは、年々個人が参入する障壁が高くなってきているように感じます。

これから先、個人がアフィリエイトで稼ぐためには何が必要なのか?

著者が3年以上ブログを運営してみて感じたことを元に、これからも個人がアフィリエイトで結果を出すための戦略を考えてみました。

「アフィリエイトで稼げないと悩んでいる方」や「これからアフィリエイトに挑戦したいと考えている方」は、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに、前半は「ランチェスター戦略」についての説明です。

既に、ランチェスター戦略については知っているという方は下記から結論をどうぞ!

≫ ランチェスター戦略を用いた「3つのアフィリエイト戦略」とは?

この記事の目次

ランチェスター戦略とは?

ランチェスター戦略とは、「F・Wランチェスター」というイギリス人のエンジニアが提唱した「戦争における勝ち負けの法則(ランチェスター法則)」から発展した軍事戦略を、さらにビジネスに応用した戦略のことです。

ランチェスター戦略とは?

第2次世界大戦中にコロンビア大学の数学教授であった「バーナード・クープマン」らによって、ランチェスターの法則は戦争全体の戦略(クープマンモデル)として発展しました。

元々は戦争で勝利するための法則でしたが、それをビジネスに取り入れたのが、マーケティングコンサルタントの田岡信夫氏(1927年~1984年)です。

市場シェアを判断基準とする画期的な販売戦略として、松下電器(現:パナソニック)や花王石鹸(現:花王)、イトーヨーカ堂など、多くの企業が取り入れ、成長を遂げました。

弱者と強者の定義

まず、知っておかなければならない事として、ランチェスター戦略においては、「弱者」と「強者」を以下のように定義しています。

弱者と強者の定義
  • 「弱者」とは、市場占有率(シェア)1位以外のすべての企業
  • 「強者」とは、市場占有率(シェア)1位の企業

重要なのは、「規模」ではなく「シェア」で判断することと、「市場によって立場は変わる」という点です。

例えば、国内自動車市場では「HONDA」は大企業ですが「弱者」です。

しかし、世界のオートバイ市場ではシェアNo.1であるため「強者」となります。

会社の規模ではなく、市場シェアによって弱者か強者かを判断します。

さらに細かく分けると、地域や商品、顧客といった領域においても、弱者と強者は入れ替わります。

ランチェスターの第一法則とは?

ランチェスターの第一法則とは?

ランチェスターの法則は、「第一法則」と「第二法則」に分けられます。

ランチェスター第一法則とは、主に「局地戦」や「一騎打ち」、「接近戦」で戦う際の法則で、

戦闘力 = 武器性能 × 兵力数」というものです。

武器性能は、兵士のやる気や腕前のことです。

それに兵力数を掛けます。

ビジネスでは、武器性能は「商品の質」や「価格」、「アフターサービス」、「ブランドイメージ」といったものに言い換えることができます。

兵力数は、「店舗数」や「営業拠点数」、「社員数」などが挙げられます。

つまり、敵よりも多くの兵力数や優秀な武器を持つことで勝利する確率が高くなるという法則です。

特に武器性能を上げることで、数で勝る相手にも戦闘を挑むことができることから「弱者の戦略」と言われます。

ランチェスターの第二法則とは?

ランチェスターの第二法則とは?

ランチェスター第二法則とは、主に「広域戦」、「確率戦」、「遠隔戦」など大規模な戦いの法則で、

戦闘力 = 武器性能 × 兵力数の2乗」というものです。

第一法則の兵力数を2乗したのが第二法則です。

つまり、広域戦(大規模ビジネス)になると、兵力数がより重要になるというわけです。

まさに大企業が採るべき戦略ということで、「強者の戦略」といいます。

大きな市場で次々と新商品を開発し、大々的な広告を打つといった戦略です。

アフィリエイトにおける「強者」と「弱者」とは?

アフィリエイトにおける「強者」と「弱者」とは?

ランチェスター戦略の概要について理解できたと思いますが、ではアフィリエイトにおける「強者」と「弱者」を定義するとしたらどのようになるでしょうか?

今回、私は以下のように定義しました。

アフィリエイトにおける「強者」と「弱者」とは?
  • 強者 = 特定のキーワードで検索順位1位のサイト
  • 弱者 = 特定のキーワードで検索順位2位以下のサイト

アフィリエイトでは、検索順位1位を取ることが重要です。

多くのアクセスを稼ぐことができれば、結果的にアフィリエイト収益も伸びるためです。

したがって、検索順位1位のサイトを強者としました。

これからアフィリエイトを始める方や検索順位1位を取れていないサイトは「弱者」となります。

当然、検索キーワードやユーザーの性別、年齢などによって「強者」と「弱者」は入れ替わります。

では、弱者が強者に勝つためには何が必要なのか?を考えていきます。

今回は、「弱者の戦略」として、アフィリエイトにおける初心者が稼ぐための3つの戦略をご紹介したいと思います。

ランチェスター戦略を用いた「3つのアフィリエイト戦略」とは?

ランチェスター戦略を用いた「3つのアフィリエイト戦略」とは?

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

今回は3つの戦略をご紹介します。

これは、実際に私がアフィリエイトサイトで実践して、効果を感じた内容をランチェスター戦略に当てはめたものです。

恐らく、ランチェスター戦略を知らないという方でも、自然と実践している人は稼げている場合が多いのではないかと思っています。

戦略①案件を絞って一点集中主義

ランチェスター戦略は、「市場や局面で立場は入れ替わる」というのが特徴です。

競合サイトの規模に関わらず、局面や市場が変われば1位を取れます。

これを「一点集中主義」といいます。

例えば、物販アフィリエイトには様々なジャンル・案件が存在します。

「ファッション」、「家電」、「日用品」、「インテリア」などです。

よくある間違いは「ファッション」や「家電」といった単純なカテゴリーだけで分けてしまい、延々と商品紹介の記事を書き続けてしまうことです。

もっと領域を細分化する必要があります。

細分化する際は、以下のような領域を考えます。

領域を細分化する時に考えること
  • 地域
  • 販路
  • 顧客層
  • 商品
  • 用途

これらの領域により、細分化をします。

「家電」であれば、「どの商品の、どんな顧客層で、どの地域で、どんな用途を求めているか?」などです。

このように領域を細分化することで、勝てる商品やサービスに一点集中します。

その結果、その商品に関しては1位を取れる可能性が高くなります。

「掃除機」というカテゴリーだけだと、「掃除機 おすすめ」や「掃除機 比較」などといったビッグキーワードを思い浮かべる人は多いでしょう。

しかし、もっと領域を細分化すると、以下の様なことが考えられます。

さらに細分化すると…
  • 商品→価格が安い
  • 顧客層→20代の主婦
  • 地域→都心のマンションで使える静かさ
  • 用途→簡単に掃除ができる

このように細分化することで、商品を絞り込みます。

例えば、「掃除機A」という商品が該当したとします。

「掃除機」という領域で1位は取れなくても、「掃除機A」という商品に絞った領域では1位を取ることは目指せます。

まずは、商品や案件の一点集中突破で「断トツ1位」を目指します。

戦略②ロングテールキーワードで局地戦に持ち込む

戦略②は、ロングテールキーワードを活用してランチェスター第一法則「局地戦」に持ち込むことです。

先程の戦略①「一点集中主義」により商品や案件を絞ることができます。

そして、Googleなどの検索エンジンによってランキング化された「検索結果」においても「局地戦」に持ち込みます。

ロングテールキーワードとは、複数の検索キーワードの組み合わせからなる、よりニッチなキーワードのことです。

例えば、「掃除機 比較」、「掃除機 おすすめ」のようなビッグキーワードに対して、「掃除機A(商品名) 重さ 女性」や「掃除機 共働き おすすめ 」のように、複数の語句を組み合わせたキーワードです。

一般的に、ロングテールキーワードは、ビッグキーワードに対して「検索回数は少なくなるが、コンバージョン(成約)率は上がる」と言われています。

ビッグキーワードで検索上位をとれれば、多くのアクセスを得ることができますが、これは「兵力数(アクセス数)」がより影響する「ランチェスター第二法則(強者の戦略)」に該当します。

企業サイトや何百・何千記事も投稿された評価の高いサイトに、初心者が勝つことはほぼ不可能です。

ですから、ロングテールキーワードである「局地戦」に絞ることで、兵力数(アクセス数)が少ない場所でも武器性能(細分化された記事の質)で優位に戦うことができます。

戦略③グー・パー・チョキ理論で変化に対応

さて、「一点集中主義」と「局地戦」で1位を取るための戦略を見てきました。

しかし、この2つの戦略でずっと戦うというのは、残念ながら無理があります。

なぜなら、商品やサービスには「市場サイクル」があるためです。

市場のサイクルを時間の経過とともに「導入期」、「成長期」、「成熟期」、「飽和期」、「衰退期」に分けます。

これを「プロダクト・ライフサイクル」と言います。

市場が成長している間は良いですが、いずれ衰退してしまいます。

まったく需要がない商品やサービスを訴求したところで成約するわけがありませんよね。

したがって、この市場の状況にあわせて戦略を変えていかなければなりません。

戦略③は、「グー・パー・チョキ理論で市場の変化に対応」です。

グー・パー・チョキ理論とは?

グー・パー・チョキ理論とは?

グー・パー・チョキ理論とは、「プロダクト・ライフサイクル」の導入期では「グー(一点突破主義)」、成長期では「パー(速攻拡大主義)」、成熟期~衰退期には「チョキ(生産性主義)」というそれぞれの戦略を実施するという理論です。

それぞれ、詳しく見ていきます。

導入期は「グー」で一点突破主義

まず、戦略①で説明した通り、導入期は「一点突破主義」で戦います。

まさに、「グー」で突き刺すイメージです。

弱者として「勝てる市場や局面」を探して、領域の細分化により「差別化」を図りましょう。

ロングテールキーワードで「検索順位1位」を目指します。

とにかく、ヒットするまでパンチを打ち続けましょう。

成長期は「パー」で速攻拡大主義

ロングテールキーワードで検索順位1位を取れると、アクセス数や収益が増えだします。

もちろん、コンバージョン率(CVR)を上げるための、セールスライティングなどといったスキルは個人差があるので、一概には言えませんが、少なくともアクセス数は増えるでしょう。

この時期が「成長期」です。

そして、検索順位1位を取るということは、「弱者」だった自分が「強者」になっているということに気づく必要があります。

今まで一点突破していた商品やサービスを「広域」に拡大します。

つまり、「強者の戦略」を。

例えば、「掃除機A」のロングテールキーワードで検索順位1位を取れたら、「掃除機B」のロングテールキーワードでも1位を目指します。

このように、手のひらを「パー」っと広げるように拡充するため、「パー」の戦略というわけです。

この成長期には、「外部のライターに記事を外注する」といったことや「検索広告を出稿して集客する」といったことも有効です。

サイトやドメインの評価が高まってきたら、ビッグキーワードを狙ってもよいでしょう。

成熟期~衰退期には「チョキ」で生産性主義

成熟期以降、稼げる商品と稼げない商品が出てきます。

例えば、販売終了になった商品やサービスが終了してしまった案件、Googleアップデートによって圏外に飛ばされた記事などです。

このように「パー」の戦略で広がった商品や記事の領域を「チョキ」っと切りましょう。

必要のない記事や案件をサイトから削除し、時には「そのジャンルからの撤退」もありえます。

大事なことは、「次の戦いに備える」ということです。

一度稼げたからと言って、同じ案件に固執してはいけません。

なぜなら、商品やサービス同様、アフィリエイトサイトにも「プロダクト・ライフサイクル」がある為です。

多くの「弱者」が次から次へと戦いを挑んできます。

また、時には自分より兵力数が圧倒的に多い「強者」が攻めてくるときもあります。

常に「今、自分がプロダクト・ライフサイクルのどこに位置しているか」を把握しておく必要があります。

そうでないと、一瞬で戦いに敗れてしまうのが「アフィリエイト」や「ビジネス」の世界であるということを忘れてはいけません。

まとめ

今回は、「ランチェスター戦略から学ぶ3つのアフィリエイト戦略」というテーマで記事を書きました。

初心者の方には、少々回りくどくて難しく感じたかもしれません。

しかし、実践していく中でこのランチェスター戦略の重要性は感じると思います。

特に、稼げるようになったときほど、「次の戦いに備える」ことを忘れがちになります。

私自身への戒めの意味も込めて、長々と書かせていただきました。

参考になれば幸いです。

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