WordPressの始め方とは?初心者でも簡単にブログ開設できる方法

 

【2022年版】WordPressの始め方とは?初めてでも分かる解説!

WordPressは、だれでも簡単にブログやWebサイトが作れる便利なツールです。

それでも、全くの初心者の方は、「WordPressってどうやって始めるの?」という状態の方も多くいるかと思います。

この記事では、WordPressの始め方を初心者の方向けに、実際にインストールしてWebサイトを公開するところまでを解説したいと思います。

WordPressとは?

WordPress

まずは、WordPressとは「どのようなサービスなのか」を軽く説明します。

WordPressとは、「オープンソースのブログソフトウェア」であり、「コンテンツ管理システム(CMS)」です。

分かりやすくまとめると、「簡単に見た目や機能をカスタマイズできるブログシステム」です。

本来、ブログのシステムを一から作ろうとすると非常に複雑なプログラムを組む必要があり、専門的な知識がない人では到底制作することは困難です。

しかし、WordPressはこのブログシステムを予め作ってくれており、利用者は専門知識がなくても自分のブログやWebサイトを持つことができます。

WordPressのメリットとデメリット

wordpressのメリット・デメリット

続いて、WordPressを利用する際のメリットとデメリットについてです。

WordPress以外にも同じようなブログシステムは存在しますが、あなたが初めてブログやWebサイトを作りたいという方なら、断然WordPressがおすすめです。

WordPressを利用するメリット

オープンソースのソフトウェア(無料)

WordPressがここまで利用者が多いのは、やはり「無料」で使えるからという理由が大きいでしょう。

WordPressは、GPLというライセンスで作成されており、自由にカスタマイズすることやテーマを販売することを認めています。

情報が非常に多い

WordPressは世界中で利用されています。

したがって、ネット上に非常に多くの情報が掲載されています。

WordPressで困ったらGoogleなどで検索すればほぼ100%答えにたどり着くことができます。

よって、初心者にとって始めやすいと言えます。

コンテンツの更新・管理が簡単

WordPressでブログやWebサイトを作成すると、コンテンツの更新や管理が非常に簡単に行えます。

これは、投稿や更新のシステムを予めWordPressが用意してくれているためです。

この簡単にかつスピーディに更新や管理ができることで初心者でも利用可能になっています。

カスタマイズ性が高い

WordPressは、非常にカスタマイズ性が高く、独自の機能や「プラグイン」によって「機能を追加するプログラム」をボタン一つで自分のブログに追加することができます。

SEOに強い

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)を意味します。

つまり、「検索結果で上位に表示させるための施策」であり、このSEOにWordPressは向いており、プラグイン等を使用することで初心者でも最適化されたWebサイトを作成することができます。

テーマを選ぶことができる

WordPressには、「テーマ」と呼ばれるデザインや機能のテンプレートが存在します。

この「テーマ」を編集することで様々なカスタマイズを施すことができます。

テーマは、無料・有料問わず非常に多く存在しており、自由に変更することができます。

イメージが湧きにくい人はおもちゃの人形の「着せ替え」が自由にできると考えてください。

WordPressを利用するデメリット

続いては、WordPressを利用するデメリットをご紹介します。

実際にWordPressを触り始めると、デメリットを感じることも多少あるかと思います。

予め頭の片隅に置いておくとよいでしょう。

サーバーやドメインは自分で用意しなければならない

Webサイトをインターネット上に公開するには、「サーバー」と「ドメイン」が必要です。

分かりやすくすると、「サーバー = データが保管されている家」で、「ドメイン = インターネット上の住所」にあたります。

つまり、サーバーとドメインがなければブログやWebサイトを公開することができないということです。

したがって、レンタルサーバーやドメイン取得サービスなどで予め契約する必要があります。

細かいカスタマイズには専門知識が必要

冒頭で専門知識が不要と書きましたが、細かいカスタマイズが必要な場合は、やはり専門知識(HTML,CSS,PHP等)がある程度必要かと思います。

もちろん、テンプレートを利用して細かいカスタマイズが必要ない場合は、問題なく利用できます。

情報が氾濫して古い情報が混じっている

情報が多いのがWordPressの特長ではありますが、一方で、ネット上の情報というのは10年以上前の情報も混在しています。

WordPressもアップデートを繰り返してきましたので、情報が古くなっている場合があります。

検索する場合は、一つのサイトだけでなく複数のサイトから情報を得て、信ぴょう性を図る必要があります。

個人情報を扱う場合のセキュリティ対策

WordPressは、そのカスタマイズ性の高さから「ネットショップ」や「SNS」、「ポータルサイト」といった個人情報を多く扱うWebサイトやWebサービスも作れてしまいます。

しかし、個人情報を扱う場合、漏洩やハッキングの被害に遭う可能性があります。

その際、セキュリティ対策は自分で行う必要があります。

したがって、個人情報を扱うサイトやサービスを安易に作成することはおすすめしません。

WordPressの始め方

WordPressの始め方

ここからは、早速WordPressをインストールしていきましょう。

WordPressをインストールする

今回は、エックスサーバーを使用して簡単インストールを行いたいと思いますが、他のレンタルサーバーでも簡単インストール機能が利用できるレンタルサーバーは多いのでぜひ利用してみてください。

最近では、エックスサーバーの進化版である「シン・レンタルサーバー」もおすすめです。

エックスサーバーより高速に表示すること事ができる新しいレンタルサーバーです。

WordPressのインストールは、レンタルサーバーの簡単インストール機能を使用することをおすすめします。

簡単インストール機能を使用すると、ワンクリックでサーバー上にWordPressをインストールしてくれます。

上記で紹介したエックスサーバー、シン・レンタルサーバーのいずれもサーバー契約の段階でWordPressのインストールまで設定できる機能があるため、契約後、すぐにWordPressを利用することが可能です。

もし、すでにレンタルサーバーを契約しており、WordPressのインストールがまだという方は、このまま進めてください。

今回は、エックスサーバーの簡単インストール機能で進めていきます。

もし、すでにWordPressをインストール済みという方は、WordPressの初期設定へ進んでください。

エックスサーバーにログインする

ここからは、エックスサーバーでの簡単インストールの方法です。

まずは、エックスサーバーにログインします。

ログインするのは「サーバーパネル」です。

xserverにログイン

WordPress簡単インストールをクリック

サーバーパネルにログインすると、「WordPress簡単インストール」という項目がありますので、クリックします。

WordPress簡単インストール

簡単インストールを設定するドメインを選択

ドメイン一覧からWordPressをインストールするドメインを選択します。

ドメインを選択

サイトの情報を入力

サイト情報を入力

「WordPressインストール」タブを開きます。

入力項目は下記のようになります。

項目 内容
サイトURL インストールするドメインやディレクトリを設定します。(※階層を変更したい場合以外は、特に入力の必要はなし)
ブログ名 ブログ名を入力します(※あとから変更可)
ユーザー名 管理画面にログインするためのユーザー名を入力します。(※あとから変更不可)
パスワード 管理画面にログインするためのパスワードを入力します。(※あとから変更可)
メールアドレス 管理画面にログインする際やアップデートの情報などが送信されるメールアドレスを入力します。(あとから変更可)
キャッシュ自動削除 ONにするにチェックを入れる。
データベース 新しくサイトを作成する際は、「自動でデータベースを生成する」にチェックを入れる。

入力し終えたら、「確認画面へ進む」から「インストールする」をクリックします。

これで、WordPressのインストールは完了です。

この際、ユーザー名やパスワードなどの情報はメモするなど忘れないようにしましょう。

WordPressの初期設定

インストールが完了したら以下のURLにアクセスしてみましょう。

http://(もしくはhttps://)自分のドメイン名/wp-admin/
※例)example.comなら「https://example.com/wp-admin/」

すると、このような画面が表示されます。

インストール成功画面

インストールした際に設定した「ユーザー名」と「パスワード」をそれぞれ入力して「ログイン」をクリックしましょう。

下図のように表示されれば成功です。

WordPress管理画面

このように表示されれば成功です。(※バージョンよって若干の差があります。)

まずは、初期設定を行っていきましょう。

WordPressでは、管理画面左のメニューから各項目を設定していきます。

サイトのタイトルとキャッチフレーズ

サイトタイトルとキャッチフレーズを設定

メニューの「設定」の「一般」では、サイトのタイトルやキャッチフレーズを設定します。

簡単インストールをした場合、URLは特に変更する必要はありませんので、タイトルとキャッチフレーズを入力しましょう。

設定項目 内容
サイトのタイトル 検索結果に表示するタイトルを設定します。
キャッチフレーズ どのようなサイトであるかを短い文章で説明します。

表示設定

表示設定

続いて、「設定」の「表示設定」では、1ページに表示する最大投稿数や検索エンジンにインデックスさせるかの設定ができます。

サイトが公開前なら「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れておきましょう。(※実際にサイトを公開する際は、必ずチェックを外してください。)

設定項目 内容
1ページに表示する最大投稿数 投稿一覧ページで1ページに表示する最大投稿数を設定します。
あまり大きな数字を設定するとページの読み込み速度などが低下する恐れがあるため、10~20程度に抑えるのがおすすめ。
検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする この項目にチェックを入れると、検索結果に表示されなくなります。
サイトが完成するまではチェックを入れておくほうがよいでしょう。
但し、完成後にこのチェックを外すのを忘れないようにしましょう。

コメントのオフ設定

WordPressには、予めコメント機能があり、初期設定ではこのコメント機能がオンの状態です。

もし、コメント機能を使用しない場合は、スパムコメントなどを防止する意味でもコメント機能をオフにすることをおすすめします。

「設定」の「ディスカッション」から「デフォルトの投稿設定」のチェックを外しましょう。

コメント機能をオフ

パーマリンク設定

「設定」の「パーマリンク設定」では、パーマリンクの設定ができます。

パーマリンクとは、WordPressの各ページにおける「URL」のことです。

WordPressでは、カテゴリーページやシングルページ、タグページなどが用意されていますので、それらのURLのパターンを設定できます。

パーマリンクは、これにしなければならないということはありません。

しかし、いざサイトを運営し始めてからこのパーマリンクを変更してしまうと「リンク切れ」を起こしてしまいますので、最初に決定しましょう。

詳しくは、下記記事をご覧ください。

テーマを設定する

テーマを追加

次に、テーマを設定します。「テーマ」とはサイトのデザインを設定することができます。

自分で一から作成することもできますが、初心者の方の場合は、すでに用意されたテーマを使用することをおすすめします。

テーマは、メニューの「外観」の「テーマ」からすでにインストールされたテーマを使用できるほか、「新しいテーマを追加」からテーマを追加することができます。

どのテーマを利用してもよいですが、多くは海外製のテーマが多いため、設定項目やカスタマイズ方法が分かりにくい場合があります。

まずは、日本製のテーマを利用するほうがおすすめです。

おすすめのテーマについては、下記記事を参考にしてみてください。

テーマを選択

テーマを追加したら、「有効化」ボタンをクリックしましょう。

これでテーマが反映されています。自身のURLで確認してみてください。

テーマを有効化

投稿に関する設定

テーマを設定したら実際に投稿をしてみましょう。

メニューの「投稿」から「新規追加」で作成します。

新規投稿

投稿する際には、「タイトル」、「本文」、「カテゴリー」、「タグ」、「アイキャッチ画像」、「プレビュー」、「下書き保存・公開」を理解しましょう。
それぞれの内容は以下の通りです。

設定項目 内容
タイトル 投稿のタイトルです。初期設定では、検索結果に表示されるタイトルです。
本文 投稿の本文です。ビジュアルエディターとコードエディターの2種類の編集モードがあります。初心者の方は、ビジュアルエディターがおすすめ。
カテゴリー 記事が属するカテゴリーを選択します。カテゴリーは、メニューの「投稿」の「カテゴリー」から予め作成することができます。
タグ 記事にタグを付けることができます。タグは、メニューの「投稿」の「タグ」から予め作成することができます。
アイキャッチ画像 記事にアイキャッチ画像を設定することができます。投稿一覧ページなどで表示することができます。
プレビュー 投稿を公開する前にプレビューで確認をすることができます。(※ログイン状態でしか見ることはできません。)
下書き保存・公開 編集途中の投稿を「下書きとして保存」することができます。また、「公開状態
」では、「公開」、「非公開」、「パスワードで保護」が選択できます。「パスワードで保護」は、ページを開く際にパスワードの入力が求められます。(※管理画面にログインしているユーザーを除く)

投稿の設定項目

カテゴリー・タグの設定

カテゴリーとタグの設定

WordPressには、記事が属する「カテゴリー」と「タグ」を設定できます。

カテゴリーは、「投稿」の「カテゴリー」、タグは、「投稿」の「タグ」から設定できます。カテゴリーの設定項目は以下の通りです。

設定項目 内容
名前 カテゴリーの名前を設定します。例)特集、お知らせ
スラッグ スラッグとは、WordPressのURLのことを指します。
パーマリンクと混同しがちですが、スラッグは個々のページを識別するためのURLであり、
パーマリンクはドメイン名も合わせた実際に使われるURLです。
つまり、「https://example.com/news/100」というページの場合、全体がパーマリンクで、
「news/100」の記事を識別する部分がスラッグとなります。
スラッグはパーマリンクの一部」と覚えましょう。
親カテゴリー 記事が属するカテゴリーに階層を付けることができます。親となるカテゴリーを選択します。
説明 必須ではありませんが、カテゴリーの説明文を入力することができます。

カテゴリーとタグの違い

タグもカテゴリーと基本的に同じですが、カテゴリーとタグの違いは、タグは階層を付けることができない点です。

また、一般的に大きな分類をカテゴリーで分け、細かな分類をタグで分けると閲覧する人にとって見やすい構造になります。

固定ページに関する設定

固定ページ

固定ページとは、投稿のカテゴリーやタグとは紐づいていない独立したページのことです。

例えば、会社概要ページやお問い合わせページなどカテゴリーとは無関係なページを作成します。また、投稿ページのようなRSSも生成されません。

プラグインの設定

WordPressには、「プラグイン」と呼ばれる機能を追加・拡張するための機能です。

WordPressには、このプラグインが数えきれないほど存在しています。

実際にWordPressでブログやWebサイトを構築していくと、必ずと言っていいほどいずれかのプラグインを使うかと思います。

例えば、メールフォームの作成や、TwitterやFacebookなどSNSのボタンを設定したりと多岐にわたって使用します。

ここでは、最低限必要となる機能におすすめなプラグインを初心者向けにご紹介したいと思います。

プラグインを追加する方法

プラグインを追加するには、メニューの「プラグイン」の「新規追加」からプラグイン名を検索します。

プラグインの追加

該当するプラグインの「今すぐインストール」ボタンをクリックし、インストールされますので、「有効化」で使用することができます。

プラグインをインストール

お問い合わせフォーム

企業サイトなどでは特に必要になる「お問い合わせフォーム」ですが、WordPressにはその機能は標準ではありませんので、初心者の方の多くはプラグインを使用するかと思います。

Contact Form 7

セキュリティ対策

WordPressは、その利用者の多さから「不正アクセス」が非常に多いのが現状です。

おそらくこの記事を見ている方の多くは、専門的な知識を持ち合わせていない人が多いかと思いますので、まずはセキュリティ対策をプラグインを使用して行いましょう。

また、プラグインでの対策のほかにも「パスワードを複雑にする」ことや「個人情報」をできるだけ扱わないといったことも必要となります。

以下は、セキュリティ対策におすすめなプラグインです。

SiteGuard WP Plugin

SEO対策

ブログ記事やページを公開しても検索結果で上位に表示されないと読んでくれる人は増えにくいです。

プラグインを入れたからといって上位表示できるものではありませんが、入れておいて損はないかと思います。

SEO対策はプラグインを使用せずに自分で行っている人もいますが、初心者の方にはプラグインがおすすめです。

All in One SEO – ベスト WordPress SEO プラグイン – 簡単に SEO ランキングを向上させトラフィックを増加させます

さらに詳しくプラグインについて下記記事でご紹介しています。

まとめ

今回は、WordPressの始め方についてご紹介しました。

まだまだ、ご紹介しきれていない部分も多々ありますが、少しでもWordPressに対して苦手意識が薄れれば幸いです。