「WordPressブログ運営に掛かる費用は年間でいくらぐらい掛かるのか?」
これは、多くの人が気になるテーマの一つです。
副業などでブログを始めるにあたって、初期費用や月々の維持費など、お金のことは避けて通れませんよね。
しかし、安心してください。
この記事では、WordPressブログ運営にかかる費用について詳しく解説していきます。
ドメインやレンタルサーバー、テーマやプラグインなど、必要なものやオプションでかかる費用などもご紹介します。
さらに、費用を抑えるための方法もご紹介しますので、初心者の方でも安心してブログを始めることができるでしょう。
WordPressブログ運営に掛かる費用はいくら?
WordPressを使ったブログ運営に最低限の費用として、以下の3つの費用がかかります。
- 独自ドメイン
- レンタルサーバー
- WordPressテーマ
後ほど、できるだけ安くする方法についてもご紹介していますが、上記の3つは最低限掛かる費用だと思っていた方がよいでしょう。
WordPressブログ運営に掛かる年間費用は約1.3万円
まず、本ブログの運営に掛かっている費用を算出してみました。
結果は、「約1.3万円/年(初年度のみ3万円弱)」でした。
内訳は以下の通りです。
- 独自ドメイン…0円(レンタルサーバー無料特典)
- レンタルサーバー…約13,000円/年
- WordPressテーマ…16,720円(買い切り)
もう少し詳しく見ていきます。
独自ドメインに掛かる費用
まず、独自ドメインの費用です。
基本的に、「独自ドメインは無料」です。
これは、「独自ドメイン無料特典」というキャンペーンを利用している為です。
「独自ドメイン無料特典」は、独自ドメインに掛かる「取得費」と「更新費」が永年無料になる特典です。
そもそも、「独自ドメインって何?」という方もいるかもしれませんので、簡単に説明すると、独自ドメインとは、ブログのURLを自分の好きな名前(※既に取得された名前はNG)にすることができるドメインの事です。
ドメインの取得・更新費用は、年間数百円から数千円程度ですが、毎年掛かると考えると「無料」で使わない手はありません。
但し、独自ドメイン無料特典の多くは、「レンタルサーバーを解約すると無料ではなくなる」点に注意してください。
もちろん、レンタルサーバーを解約後も別のレンタルサーバーやドメイン管理サイトに移管をすることで、有料にはなりますが、運用を継続することはできます。
重要なのは、「レンタルサーバー選びが重要」ということです。
後からレンタルサーバーを変更しなくても済むように、レンタルサーバー選びは慎重に行った方が良いでしょう。
レンタルサーバーに掛かる費用
レンタルサーバーに掛かる費用は、WordPressを運営するためには欠かせない要素です。
専用のサーバーを借りることで、自分のブログを運営するために必要な場所を確保することができますが、一般的に、より安価で利用できる共用レンタルサーバーを利用する人がほとんどです。
費用としては、月額数百円から数千円程度で利用することができます。
本ブログでは、エックスサーバーを利用しており、年間に掛かる費用は「約1.3万円」程度です。
月額に換算すると、約1,100円程となります。
実際の料金は様々な要素によって変動します。
例えば、サーバーのスペックや契約期間によって価格が設定されます。
サーバーのスペックとは、CPUやメモリ、ストレージの容量などの性能を指します。
ブログの規模やアクセス数が大きい場合は、より高性能なサーバーを選ぶ必要がありますが、初心者の場合はそこまでの高性能なスペックは必要ありません。
レンタルサーバーを選ぶ際には、予定しているブログの規模やアクセス数に合わせて適切なサーバープランを選ぶことが重要です。
適切なサーバープランを選ぶことで、過剰な費用を抑えながら安定したパフォーマンスを得ることができます。
WordPressテーマにかかる購入費用は?
WordPressテーマは、ブログに機能を追加したり、デザインやレイアウトを簡単に整えることができます。
必ずしも有料のテーマを購入する必要はありません。
無料のテーマも多く存在しており、充実したコンテンツを作ることができます。
但し、有料と無料のテーマの違いとして、価格だけでなく、サポートやアップデートの頻度、機能の多様性などに違いがあります。
本ブログでは、「SWELL」を利用しています。
多機能かつ使いやすいテーマで、「最も人気が高いWordPressテーマ」です。
「SWELL」の購入は、キャンペーン価格で購入しているため、「16,720円(税込)」が掛かっていますが、こちらは「買い切り」のテーマなので初年度だけ掛かる費用です。(※定価は「17,600円(税込)」)
一度払ってしまえば、複数のブログに使用できる他、アップデートも無料でできます。
個人的には、初心者の方こそ「有料テーマ」を強くおすすめします。
おすすめする理由に関しては、下記記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
WordPressブログの運営費用を安くする方法
WordPressブログの運営費用は年間「約1.3万円(初年度は約3万円)」でしたが、ここからは「費用をできるだけ安くする方法」についてご紹介します。
まず、WordPressブログの運営費用を節約するためには、キャンペーンの利用が不可欠です。
全くキャンペーンを行っていないときや、価格とスペックが見合っていないレンタルサーバーなどの利用はやめましょう。
それぞれを安く利用する方法の一例をご紹介します。
ドメイン費用を安くする方法
ドメイン費用を安くする方法は、一択です。
独自ドメイン永年無料特典を利用することです。
筆者も利用していますが、レンタルサーバーを継続利用している限り、取得・更新費用ともに0円です。
近年、物価高によってドメイン取得サービスでは「サービス維持調整費」という名目で値上げが増えています。
できるだけ安くブログを運営するなら「ドメインを無料で利用する」のは必須といえます。
ちなみに、ドメイン無料キャンペーンを行っているのは、主にレンタルサーバーの運用会社です。
特におすすめの3社のドメイン無料キャンペーン状況は以下の通りです。
- エックスサーバー…2つ無料
- シン・レンタルサーバー…1つ無料
- ConoHa WING…2つ無料
レンタルサーバーの費用を安くする方法
レンタルサーバーを安くするためのポイントは3つあります。
- キャンペーンの利用
- 契約期間
- 更新時の料金
それぞれ説明します。
キャンペーンの利用
まずは、キャンペーンです。
冒頭でもご紹介した通り、レンタルサーバーはキャンペーンが頻繁に行われています。
ただし、サービスや時期によってキャンペーンのお得度が違うため、よりお得に契約できる方法を考える必要があります。
今回は、シン・レンタルサーバーを例に過去のキャンペーンからお得な時期を推測していきます。(※最新のキャンペーについては、必ず公式サイトでご確認ください。)
シン・レンタルサーバーのキャンペーンは、ここ数ヶ月は主に2パターンです。
- 初回契約時の料金が30%~50%OFF
- 初回契約時の料金の50%キャッシュバック
シン・レンタルサーバーでは、初回契約時の支払い料金の30%~50%OFFとなる場合と、初回契約時の支払い料金の50%が後ほどキャッシュバックされるかの2パターンが多いです。
したがって、できるだけ50%割引かキャッシュバックの時に契約するのが特におすすめです。
ちなみに、上記のキャンペーンの適用には、「12ヶ月以上」の契約が条件となる場合が多いです。
割引きかキャッシュバックかは好みによりますが、個人的には「キャッシュバック」の方がクレジットカードのポイント還元が多い分お得かなとは思います。(※微々たるものですが…)
契約期間
次に、契約期間についてです。
多くのレンタルサーバーでは、契約期間が長くなればなるほど割引率が高くなります。
契約期間は、サービスによって違いはありますが、「3ヶ月」、「6ヶ月」、「12ヶ月」、「24ヶ月」、「36ヶ月」といった期間を選択することができます。
例として、シン・レンタルサーバーの50%キャッシュバックの際の実質料金(ベーシックプラン)を表にまとめてみました。(※税込)
契約期間 | 実質月額料金(※税込) | キャッシュバック額 |
---|---|---|
3ヶ月 | 990円 | 0円 |
6ヶ月 | 990円 | 0円 |
12ヶ月 | 880円→実質440円 | 5,280円 |
24ヶ月 | 825円→実質413円 | 9,912円 |
36ヶ月 | 770円→実質385円 | 13,860円 |
12ヶ月契約の場合、初回支払い時の料金は880円×12ヶ月で10,560円となりますがキャッシュバックが50%があるので、実質支払い額は「5,280円」となります。
同様に、24ヶ月契約なら「9,912円」、36ヶ月なら「13,860円」のキャッシュバックがそれぞれあります。
契約期間を長くすることで、非常にお得に利用できるということが分かります。
ただし、初めてレンタルサーバーを契約するという方やブログ運営が初めてという方は、いきなり長期間の契約というのは、不安もありますよね?
実際、3年間もブログを続けるというのは、かなりの労力が必要です。
初年度のみ12ヶ月契約にし、その後複数年の契約に切り替えるのも良いかと思います。
更新時の料金
シン・レンタルサーバーをはじめレンタルサーバー会社のキャンペーンでは、初回契約時の料金に対しての割引やキャッシュバックが基本です。
したがって、次回更新時には通常料金での請求となります。
今回は、次回の更新時の料金についても考慮していきます。
シン・レンタルサーバーで、6年間利用する場合の総支払い料金を計算してみました。
契約期間 | 12ヶ月払い | 24ヶ月払い | 36ヶ月払い |
---|---|---|---|
初年度 | 5,280円 | 9,912円 | 13,860円 |
2年目 | 10,560円 | ||
3年目 | 10,560円 | 19,824円 | |
4年目 | 10,560円 | 27,720円 | |
5年目 | 10,560円 | 19,824円 | |
6年目 | 10,560円 | ||
総支払い額 | 58,080円 | 49,560円 | 41,580円 |
あくまで参考程度ですが、やはり長期契約した方が圧倒的にお得だという事が分かります。
とはいえ、いきなり3年契約に抵抗がある方は、初回「12ヶ月契約」から次回契約時に長期で契約しても十分お得に利用できるかと思います。
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WordPressテーマの費用を安くする方法
次に、WordPressテーマの費用を安くする方法です。
「無料テーマを使う」という選択肢もあるかとは思いますが、個人的に初心者の方ほど「有料テーマ」を使うべきだと思いますし、無料テーマで始めて、あとから有料テーマに移行するというのは非常に面倒です。
初めから有料テーマを利用することをおすすめします。
有料テーマを安くする方法については、以下の通りです。
- テーマの割引キャンペーン
- レンタルサーバーと提携しているテーマを使う
テーマによっては、割引キャンペーンが行われる場合があります。
ただ、そんなに頻繁にはなく、特に近年は少ないように感じます。
狙い目は2つ目の「レンタルサーバーと提携しているテーマを使う」です。
レンタルサーバーによっては、「WordPressテーマ簡単インストール機能」が利用できる場合があります。
提携しているテーマをボタン一つでインストールできるという便利な機能なのですが、提携しているテーマを割引価格で購入できる可能性があります。
例えば、以下のような価格で購入可能です。(※記事執筆時)
レンタルサーバー | 割引き購入可能なテーマ |
---|---|
シン・レンタルサーバー | なし |
エックスサーバー | SWELL( Snow Monkey( Emanon Business( LIQUID INSIGHT( Nishiki Pro( |
ConoHa WING | JIN:R ( JIN ( SANGO ( THE THOR ( THE SONIC( ※いずれもWINGパックとセットの利用が必須 |
有料テーマとレンタルサーバーの費用を合わせて考えることが重要!
レンタルサーバーによっては、有料テーマが割引価格で購入できるので、一見お得なようですが、重要なのはレンタルサーバーと有料テーマの費用を合わせて考えることです。
WordPressテーマは、買い切りの場合が多いので、どちらかというとレンタルサーバーのランニングコストの方を重視した方が良いでしょう。
また、テーマによっては「複数のサイトでは利用できない」場合(※JIN:Rなど)や年間契約で毎年費用がかかる場合があります。(※THE SONICなど)
総合的に見てお得かどうかを判断するようにしましょう。
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最もおすすめするWordPressブログの運営環境
以上を踏まえたうえで、筆者が個人的に最もおすすめする「WordPressブログの運営環境」をご紹介します。
それは、以下の組み合わせです。
- ドメイン→シン・レンタルサーバーの永年無料特典
- レンタルサーバー→シン・レンタルサーバー(12ヶ月契約)
- WordPressテーマ→SWELLを公式サイトから購入
この組み合わせで掛かる費用の合計は、初年度「22,880円」です。
2年目以降は、テーマの購入費用がない分、かなり安くすることが可能で、12ヶ月契約なら「10,560円」です。
24ヶ月契約や36ヶ月契約を選択すれば、さらに安くすることができます。
まずは、シン・レンタルサーバーでドメイン取得やレンタルサーバーの契約から始めることをおすすめします。
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まとめ:WordPressブログの運営に必要な費用は?
今回は、WordPressブログの運営に必要な費用について解説しました。
その他のツールについては、以下の記事でご紹介していますので、さらに詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。